こちらの古民家は、もともと空き家でした。

2021年2月、おおい町の空き家情報バンクからご縁があり、お施主様（K様）とともに古民家リフォームがスタートしました。

こちらのリフォーム工事は、材料や設備器具を真新しく便利にするというものではありません。古民家の歴史と風情を大切にしたいというK様のご要望を受け、もともとこの家に使われていた古材のほかに、竹や流木などの自然素材を使いながら　“心豊かな里山暮らし” を目指して家づくりを進めています。

家の中には、心躍るような書の作品が飾られ、新しく設置した窓からは自然そのままの石垣と苔を眺めることができます。

門に掲げられた「萬世福」の言葉のように、いつの世までも愛される幸せな古民家になっていくことと思います。