どうする?田舎の空き家問題
家はそこで人が暮らし、活動し、風を通すことで長持ちします。
だれもいなくなってしまった家はどんどん劣化してしまいます。
田舎にはまだまだ使えるのに使われていない家がたくさんあり、その管理でお困りの方も多くいらっしゃいます。
「普段は空き家なんだけど…お盆や正月は帰省するから、処分に踏み切れない」
「勿体ないので誰かに使ってほしいんだけど、どうしたらいいのか」
「もう田舎を離れてしまったから管理が行き届かない」
持ち主の方からはこういった声をよく耳にします。
未来につながる空き家
家族構成や働き方、住まいに対する考え方。
昔と今ではさまざまな価値観が大きく変化しました。
インターネットが繋がればどこでも生活ができる時代、田舎でも不便なく暮らすことができるようになりました。
古民家を改装してシェアオフィスにしている方がおられます。
普段の都会での生活とは別に若狭に拠点を設け、週末、若狭で釣りを楽しむ方もおられます。
古い価値観にとらわれず くらしを楽しむために動き出す人が増え、人々の交流も盛んになってきています。
田舎暮らしを始めるために、自治体の※空き家情報バンクをご覧になる方が多いようです。
また、地域内でも住まいを探す方がいらっしゃいます。
「いままでアパートに住んでいたけれど、子供が大きくなったので一軒家を探しているんです」
「空き家をリノベーションして、お気に入りだけを集めた自分の空間をつくりたい」
空き家が増えるいっぽうで、空き家を求めている人もたくさんいます。
※空き家情報バンクとは…地域の空き家の有効活用を通じて移住定住促進や交流人口の増加など地域の活性化を図ることを目的として空き家の売買・賃貸等を希望する空き家所有者から申し込みを受けた情報を自治体のホームページなどで公開するしくみのこと。
空き家の管理でお困りの方へ
大切に守ってきた家・思い出のある家を手放すのは勇気のいることです。
次の使い手を探し、スムーズに引き継ぐためには準備が必要です。
「家を建てたときのこと」「改修の履歴」「空き家になったきっかけは?」など家の歴史を振り返ってみてください。
そして、ご自身が・ご家族がその家を今後どうしていきたいか考え話し合う時間を設けてください。
大きな家も小さな家も。新しくても古くても。
あなたの持っている空き家は「だれかの未来につながる家」かもしれません。
わたしたちは「空き家を売りたい・譲りたい人」と「空き家を活用したい・若狭で暮らしたい人」をつなぐお手伝いをしています。
建物の状態や修繕の必要性については建築の観点からもアドバイスさせていただきます。
「何から始めていいかわからない」という方も、お気軽にご相談ください。