大工・スタッフ紹介(森本 真弘)

代表  森本 真弘

こんにちは、森本建築の森本正弘です。
今回、初めてのご縁ですので、自己紹介をしたいと思います。

昭和36年1月14日生まれのO型です。
家族は、妻と三人の子供、母の六人家族です。

私は子供の頃から工作などが好きで、将来は大工さんになりたいと思っていました。

近くで家の建前なんかあったりしたら
「かっこいいな。何で積み木のように木と木が合うの?」って感じで大工さんの仕事をよく見に行きました。

もちろん餅拾いも楽しみにしていましたけど。

しかし、若狭農林高校(現在の若狭東高校)を卒業する時に
憧れの仕事に着くか、それとも普通の会社に就職するか迷いました。

その当時、大工さんになりたい人は中学を卒業すると小浜にある職業訓練校(現在のポリテクセンター)の
建築科に入り実務を兼ねながら勉強していました。家が工務店をしている人も同様でした。

先に大工を目指した人より、既に3年出遅れている。
まして、家が工務店をしているわけでもない。
こんな状態では、大工になるにも、就職先が大変かな・・・という思いもありました。

結局その時は、大工への道を諦め、神戸の木材会社に就職しました。

就職してから2年近く経った頃のことです。
その会社には、建設業や建築業の人たちが出入りされます。
その人たちと話をしているうちに、また大工さんになりたいという思いが燃え上がってきました。

みんなより5年遅れている・・・と、また同じ想いが頭の中で繰り返されます。
どうしよう・・・

でも、一度の人生やし、後悔せんように自分に正直になろう。
遅れている分、一生懸命がんばろう。そう、決心しました。

それからはすごい行動が早かったです。
毎週土曜日の仕事が終わると電車で神戸から小浜まで帰ってきて、親方探しをしました。
でも、素人の私にどの親方がいいかなんて分かりません。

最終的には建具屋をやっている友達の親父さんに紹介をして頂き、この世界に入ることができました。
仕事から帰ると、その日にした内容をノートにつけ、資格取得の勉強と必死の毎日でした。
みんなより遅れているというプレッシャーがあり、仕事を覚えることに真剣でした。

その工務店で8年間修行をさせていただき、その後2つの会社にお世話になり
33歳で独立しました。
しかし独立はしたものの、お客様はありません。知り合いに頼み込んで下請け、孫請けの仕事ばかりをやっていました。
そのうち、ひとり、またひとりと、お客様に声をかけて頂く様になりました。今思えば苦しいことの連続でした。

それでも、こうして今までやってこれたのは、お客様の喜びの声や笑顔を頂いているからです。それこそが、私のパワーの源です。

「森本建築さんが元気でがんばっていてくれるから、建ててもらったうちの家も家族もうれしい」
そんなありがたい言葉を頂いたこと、今でも忘れられません。

そして、ありがたいことに、今では大勢の方のお宅に足を運ばせていただいています。
「弟子にして下さい」と言って、慕ってくれる若者や職人さんも入り、現在4人でがんばっています。

森本建築は小さな工務店です。
しかし、それを利点として、かゆいところに手が届くようなサービスができればと考えています。
これからご指導いただきますよう、そうぞよろしくお願いいたします。

最後になりましたが、ご家族皆様が健康で、楽しく笑顔で過ごされることを心から願っています。

ありがとうございました。