木材の強度

「木材は時間が経つほど経年変化し強度が増す」

そんな木材の特性を知らず、ただ古くなった、使いづらくなった等で簡単に家を廃棄してしまう無知な建築業者が居る。
木材を扱うプロとして恥ずかしいことだ!
一般的に鉄やコンクリート、プラスチックなど人工的に作られたものは新しい時が一番強く時間が経つにつれて弱くなっていくが、逆に木材は切り倒されてか、ゆっくり水分を抜き乾燥し、繊維が緻密になり時間とともに強度が増していく!
樹齢100年の桧は山で伐採せれてから、100年程経ったころが最もかたく粘りがある状態となり、それから200年ぐらいはその強度、性能を維持するとのことです。
また変化することで風合いも違ってきます。
音楽家の持つバイオリンや僧侶の木魚などは長い期間使い続けることで音が冴えるようになり風合いが増してきます。
古くなり空き家となった建物、古民家を解体して破棄することは、一番いい状態の木材を捨てていることで、凄く勿体ないことです。
長い期間をかけないと得られない強さや風合いは希少で魅力的なのに、こういった性能を知らない人が多く、だから簡単に処分してしまうのです。
せめて木造住宅に関わる大工、設計士、業者などはもっと素材の特性をしるべきです。

職人が刻む無垢の家
有限会社森本建築
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