敷居の必要性

バリアフリーが当たり前の時代。

このところ、猫も杓子も段差がないのがいい家となっている。

近頃は床板より高い敷居があることを敬遠されている。

高いと言っても5センチほどだけど。

ローカから部屋に入る際に敷居の段差がある。

縁側より和室に入るとき敷居分高い。

何故、その5センチほどが高くしてあるのか…

案外と誰も知らない!

それは大工さんの仕事の納まり、とか床板を敷居で押さえてるとか、畳の高さ分だけ高くしてあるとか、

建築のプロでも知らない人が多い。

特に図面を描くだけの設計士さんに特に多いようだ!

何故、敷居があるのか!

それはホコリを室内に上げないため!

ローカの隅にホコリの玉を、見かけたことはないだろうか!

あれは、敷居の段差ごあるので、ホコリが部屋に入れなくて固まっているんです。

リビングに段差なしの畳スペースを設けている家があるが愚の滑稽。

ホコリの中で寝転んでいるようなものだ。

昔からのものには全て意味がある!
ただ不便とか思わずにその意味を知るのも必要かも知れない!

職人が刻む無垢の家
有限会社森本建築
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