確かな名前ではないかもしれないが
「見守りボタン」というものがある。
いや、「見守りセンサー」だったか…
とにかく、高齢者の生活の安全を確保するもので、大きさでいえば天井付けの火災報知器ぐらい。
これも寝室、玄関、LDKなど、毎日の生活で人が移動する場所、天井に取り付けられる。
電話回線から警備会社に連結されていて、人が動くことを感知して安全を確認するものだか、あまり人の動く気配がないと、何か問題が起こったと見なしてそのお宅に駆けつける。
というシステムだそうだ。
しかし以前は、お隣さんやご近所さんがこういった役目をしていた。
年寄りも子どもも、地域みんなで見守っていた。
他人の行動にも世話をやいたり、叱ったりしながら人を想いやっていたように思う。
そう考えると、機械に頼る時代というのもおかしなものだ。
もう少し、他人へ良い干渉をしてもいいのかもしれない。